安全な作り方
- 手を洗い、きれいに洗浄・消毒した哺乳瓶と道具を使います。
- 缶に書かれたお湯と粉の割合を正確に守ります。濃すぎると脱水や腎臓への負担、薄すぎると栄養不足や低ナトリウムの危険があります。
- 付属の計量スプーンだけを使い、押し込まずにすり切りで量ります。
- WHOは粉ミルクを70℃以上のお湯で作ることを勧めています。粉ミルクは無菌ではなく、まれに細菌が含まれることがあるためです。作ったあとは流水などで体温くらいまで冷まします。
- 手首の内側に数滴たらして、ぬるいことを確認します。電子レンジで温めると中に熱い部分ができてやけどの危険があるので避けます。
保存時間と衛生
- 作ったミルクはできるだけすぐに飲ませ、室温では2時間以内に使います(CDC)。
- 飲み始めたミルクは1時間以内に飲みきり、残りは捨てます。唾液が混ざって細菌が増えることがあります。
- 作り置きしたミルクはすぐ冷蔵し、24時間以内に使います。
- 哺乳瓶・乳首は使ったらすぐに分解して洗います。生後早期、早産児、病気のときは特にしっかり消毒します。
- 開封した缶はふたをしっかり閉めて涼しく乾燥した場所に置き、製品に書かれた開封後の使用期間を守ります。
どれくらい飲ませればいい?
缶の月齢別の表は平均的な目安にすぎません。飲む量は赤ちゃんによっても日によっても違います。新生児は少量を頻繁に飲み、成長とともに1回量が増えて間隔が長くなります。
量よりも大切なのは赤ちゃんのサインです。おなかがすくと口をもぐもぐさせ、手を吸って探します。満腹になると顔をそむけたり乳首を押し出したり、吸う速さがゆっくりになります。残った分を無理に飲ませようとしないでください。
- 応答的な授乳:決まった量を飲ませきるより、赤ちゃんのサインに合わせて始めて止めます。
- ペースを調整する授乳:哺乳瓶を水平に近く持ち、途中で休みながら飲ませると、飲みすぎや空気の飲み込みを減らせます。
- 哺乳瓶を何かで支えて一人で飲ませることはしません。窒息や中耳炎の危険があります。
- 医師に勧められた場合を除き、哺乳瓶に穀物の粉を混ぜません。
ミルクの種類と切り替え
ほとんどの赤ちゃんは一般的な乳児用ミルクで十分です。加水分解ミルクやアミノ酸ミルクなどの特殊ミルクは、牛乳たんぱくアレルギーなど医学的な理由があるときに医師と相談して使います。ヤギ乳・豆乳・ライスミルク、手作りのミルクは乳児用ミルクの代わりになりません。
便が少しゆるい、少し硬いという程度で頻繁にミルクを変える必要はありません。変えるときは理由を医師と相談し、変えたあと数日は赤ちゃんの様子を見ます。
混合栄養と次のステップ
- 母乳とミルクをあわせて与える混合栄養もよくある良い選択です。母乳の量を保ちたいなら、授乳や搾乳の回数を減らしすぎないようにします。
- ミルクを十分に飲んでいる赤ちゃんは、たいていビタミンDを別に補う必要はありませんが、飲む量によるので健診で確認しましょう。
- 生後6か月ごろに離乳食を始めても、1歳までは母乳かミルクが主な栄養源です。
- 普通の牛乳は12か月以降に主な飲み物にできます。それまでは主な飲み物として与えません。
よくある質問
作ったミルクはどれくらい置いておけますか?
室温では2時間以内に使い、飲み始めたら1時間以内に飲みきって残りは捨てます。作り置きはすぐ冷蔵して24時間以内に使います。
缶に書かれた量より少ししか飲みません。
表の量は平均にすぎません。濡れたおむつが十分で、健診で体重が順調に増えていれば、たいてい心配いりません。体重が増えない場合は受診してください。
必ず沸かしたお湯で作らないといけませんか?
WHOは70℃以上のお湯で作って冷ますことを勧めています。粉ミルクは無菌ではないためです。特に生後早期や早産児はこれを守り、使う水については医師に相談してください。
いつから牛乳に切り替えられますか?
普通の牛乳は12か月以降に主な飲み物にできます。飲みすぎると食事量が減って鉄分が不足することがあるので、適量は健診で相談しましょう。
参考にした資料
- WHO 乳児用調製粉乳の安全な調乳ガイドライン
- CDC 乳児用ミルクの安全ガイダンス
- AAP HealthyChildren.org
- 大韓小児青少年科学会
- 韓国の福祉ポータル「福祉路」(おむつ・粉ミルク支援)
医療情報は参考用です。 一般的な情報で、診断や処方の代わりにはなりません。お子さんの状態は必ず医師と相談してください。緊急時は119番へ。
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